つい買ってしまった余計なアイテム少ない荷物で思い出いっぱいの旅をしよう――。そんな風に思っていても結局つまらないものを買ってしまうのが旅人の性なのだ トドカレー(番外) 不法MP3データ集 (タイ パンティッププラザ 01.7.20) ルンギ (インド カルカッタの路上お土産屋 01.8.30) インドの電気アイテム (インド 各都市 01.8.30) 人民カップ (パキスタン ギルギット 01.9.10) 英語の本とガイドブック (ダブリン、パリ 02.1.05) 地球型世界マップ (国際領域 02.2.23) 低価格メキシコ民芸品 (ティファナ、サンフランシスコ 02.4.17) ミニチュア民芸品キーホルダー (ラオス ビエンチャン 02.4.17) トンパ文字のハンコ (中国 麗江 02.10.26) ![]() 三国志トランプ (中国 成都 02.10.26) ![]() トドカレー(番外) 2000年夏の北海道旅行時、稚内の牧場で購入。バイクに乗って旅をしていたので荷物は最小限と考えていたのだが、あまりのインパクトに買ってしまった。売店にはトドカレーとともにクマカレーもあり、どちらを買うか非常に悩んだ末、わざわざ浜松の友人に電話をかけてどちらがいいか聞いてみた。しかしその友達、食べてくれなかったなあ。 パッケージには「流氷と共にやってくるトドをカレーにしました」の言葉。さわやかな語感だが……。つくづくトドも不幸である。 愛くるしいトドが描かれている先頭 戻る 不法MP3データ集 (タイ パンティッププラザ・マーブンクロンセンター 01.7.20) MP3のデータ圧縮能力を生かし、極限にまで曲を詰め込んだお買い得パッケージ。あまりのお買い得さについつい入手。お買い得すぎて他のCDなど買えなくなる。ちなみに1パッケージに14枚もアルバムが入って100バーツ、合法なCDだと1枚だけでその何倍もする。ただし邦楽集は少ないのが難点。パンティップに在庫がなかったらマーブンクロンもチェック。 不法なのにパッケージまで作ってある先頭 戻る ルンギ (インド カルカッタの路上お土産屋 01.8.30) ルンギとはインド人の普段着で、ただの布といってしまえばそれまでのシンプルなアイテムだ。腰に巻いてズボンの代わりとする。北インドではズボンが買えない貧乏人が来ているというイメージが強いらしく、旅行者がこれをはいて外を歩いているとあまりいい印象を持たれないようだ。 こいつは、カルカッタで悪党に連れ去られた時に相談に乗ってくれたお土産屋からお礼に買った。インド最初の町だったのでこんなもんかなあと思っていたが、あとでかなり高かったことがわかってきた。 インド人が着るルンギは縞線だけとか単純な柄だが、これは観光客用ということで特殊な柄になっている。シンプルな柄のほうが結果的には飽きがこないので、現地人用の方がよさそうだ。 日本人が大好きなゾウ柄先頭 戻る インドの電気アイテム (インド 各都市 01.8.30) 写真左からホットコイル(名称不明)、ソケットコンセント(仮称)、日本のコンセントとインドのコンセントの変換器(名称不明)。 “ホットコイル”は、金属製のコップなどにおもむろに挿入し、お湯を沸かすというアイテムだ。はんだごてのように電熱線で温める仕掛けになっている。“ソケットコンセント”は、壁のソケットから電源を取るためのアイテムで、先に電球もつけられてなかなか便利だ。“日本のコンセントとインドのコンセントの変換器”は、その名の通り(私がつけた名前なのだが)日本のコンセントをインドのコンセントに変換するためのアイテムだ。 インドでは対面商売が基本で、商品を買うときには欲しい商品の名前を言ったり商品の説明をしたりしなければならない。英語が通じることを幸いに、適当な英単語を並べてアイテムを入手した。 ちなみにホットコイルは面倒くさいのでほとんど使っていない。 作りはいい加減だ先頭 戻る 人民カップ (パキスタン ギルギット 01.9.10) 中国13億人民のスタンダードカップで、列車とかに乗るとみんなこのデザインのカップを使っているらしい。中国からパキスタンに入ってきた日本人が使っているのを見て欲しくなってしまった。 パキスタンは中国と国境を接しているせいか、中国の物資が多く入り込んでいる。市場を見ても中国製の小物や陶器、電化製品が並べられている。特にギルギットのあるカラコルムハイウェイは中国とパキスタンを結ぶ主要なルート上にあるため、中国の物資が手に入りやすいようだ。この人民カップもギルギットの雑貨屋で購入した。 カップ自体はただの鉄に塗料を塗っただけのせこい作りで、内部に塗りもれがあってそこがさびてくる。なんともずさんな作りだ。 本場中国に行くと、2元ショップなどで売られているらしい。サイズも様々で、ラーメンが作れるくらいのでかいカップも存在するということだ。そこまでいくとカップというよりナベだろう。 揃いも揃って花柄先頭 戻る Bataサンダルと安サンダル (パキスタン ギルギット・クエッタ 01.9.10) 左がBataのビーチサンダル、右が安いブランド不明のサンダル。Bataはインドやパキスタンのメジャーブランドで、あちこちで看板を見かける。いかしたデザインのサンダルや靴も作っていて高級感漂っているが、このBataサンはもっとも安いアイテムだ。長期旅行者にはおなじみのサンダルである。 Bataショップみたいな店がたまにあり、履き比べながら買うことができる。自分もたかがビーチサンダルながらいろいろ履き比べて慎重に購入。値引きはできず、珍しく領収書まで出してくれた。 ところがこのBataサン、所詮はビーサンで、長く歩いているとヒモが足に当たって靴擦れができてしまった。痛くて履けないぞ。 丈夫な素材でちっとやそっとじゃ壊れそうにないが、あまりに丈夫すぎて足の方が壊れそうなのである。それを履きこなしてこそ上級者らしい。Bataサンを利用するには苦行の末の肉体改造が必要なのだ。そういった意味でも長期旅行者のステータスシンボルかもしれない。 しかたなくクエッタで突っかけ式のサンダルを買ってしまった。こちらは快適。しかもBataサンよりかなり安い。Bataは高級品のようだ。 インドではたくさんの人がビーチサンダルを履いていたが、パキスタンではこんなチープなサンダルはほとんど履かれていない。中心は革製の少し高そうなサンダルで、最低でも後ろに固定するヒモがついていたり突っかけ式だったりする。履き物にはこだわっているようだ。 普通のサンダルだ先頭 戻る 英語の本とガイドブック (ダブリン、パリ 02.1.05) バックパッカーはすべての荷物を背負って移動する。だからできるだけ荷物は軽くしようと常に考えている。徹底する人は、ガイドブックの通り過ぎた場所のページを破いて捨ててしまったりする。自分もずいぶん荷物を減らしてきた。そして当初からよけいなものを買わないように心がけてきたつもりだ。 アイルランドのダブリンで、けっこう気に入っている作家の新しい小説が売られていた。英語なのでなんとなくわかるような気がする。英語の勉強もかねて買ってしまおうと、けっこう高いにも関わらず買ってしまった。その土地の作家の本を買うというのはなんとなく気分がいい。 パリでは、そのすばらしさに感動したオルセーのガイドブックを買ってしまった。日本円で2000円弱。けっこう高いものだ。フルカラーで図版が載っているし、文章も興味深いのでほしくなってしまったのだ。もちろんいい紙を使っているのでかなり重い。 このけちな自分がなにゆえに一番かさばってクソ重い本をこんなに買ったのか。それは、友人がパリに遊びに来ることになっていて、彼にこれらの本を持って帰ろうともくろんでいたからである。その後、彼はパリに来なくなり、この重い本を自分で持ち帰らなければならないはめになった。どうしてくれるんだ。 本はかさばる先頭 戻る 地球型世界マップ (国際領域 02.2.23) 当初からいろいろな地域を巡ろうと考えていたので、旅の全体像を把握する資料として世界地図帳を持ち歩いている。次の地域の行動を世界地図を見て考えようというもくろみだったのだが、やっぱりガイドブックの方が使えるのであまり活躍の場がなく、どちらかというと外人とのコミュニケーションの小道具として利用する方が多い。出身地を地図帳で示してもらうとウケたりするのだ。 さて、ニューヨークの国連本部の売店を冷やかしていると、直径2センチほどの小さな地球儀を発見した。さすが世界平和を目的とする国際連合、売店でもこういう全地球的アイテムを用意しているようだ。手に取って見てみるとこれがけっこう興味深く、思わず買ってしまった。「オレ、世界マップ持ってるよ」とこれを見せたら笑いが取れるのではないかという下心も少々ある。 小さいとはいえこれでも立派な地球儀。地図で見るユーラシア大陸やアメリカ大陸とはまるで形が違うことを初めて知る。地球は丸いという常識は理解していても、これほど大陸の大きさに対して湾曲しているものとは気がつかなかった。平面の地図に表すことなど到底不可能だ。 メルカトル図法で見ると世界一周に見える私の旅も、地球儀で見ると北半球をちょっと回っているだけに過ぎない。ちょっとがっかりしてしまうが、平面の地図では把握できない地球そのものを知ることができたので収穫はある。 こうしてみると、アメリカから一番近いアジアの国はやっぱり日本だったりする。極東、大陸のはずれと日本を捉えがちだが、これはこれで絶妙な位置取りなのかもしれない。 日本の小学生にも、しょうもない教科書をたくさん配るより、こんな小さな地球儀ひとつでも配った方がよっぽど勉強になるだろう。 落としたら割れそう先頭 戻る 低価格メキシコ民芸品 (ティファナ、サンフランシスコ 02.4.17) メキシコのティファナを訪れたときのこと。メインストリートは同じようなおみやげ物屋ばかりで大したことないなとか思っていると、小さな革のポーチを1ドルで売っている店を発見してしまう。1ドルなどアメリカでは最小単位のようなもの。そんな値段で買えるのならお得だとつい2つも買ってしまった。もともとメキシコは革製品が安く買えることで有名である。 さらに別の日。ロサンゼルスでメキシコのおみやげ物屋が並ぶオルベラ街に行ってみる。これまでに、ファレスとティファナという本物のメキシコの町に行ったのだから、こんなアメリカの土産物屋街で買うわけがないと冷めていると、今度は1ドル以下のミニソンブレオが売られているではないか。メキシコといったらサボテンとソンブレオである。これならメキシコの国名入りでメキシコおみやげとしての風格も十分、アメリカで買ったことを隠蔽すればじゅうぶんメキシコ土産になる。あまりの安さにやはり2つ買ってしまった。 荷物が増えるのであまりおみやげ物は買っていなかったのだったが、絶妙な値段づけにおもわず何個も買ってしまった。ケチな自分がこれだけ買うのはきわめて異例のことだ。さすがメキシコ人、かなりの商売人である。 どれも小さくてチープだ(上は比較用の100円玉)先頭 戻る ミニチュア民芸品キーホルダー (ラオス ビエンチャン 02.4.17) 子供の頃はキーホルダーを集めるのが大好きで、自分で買ったりおみやげでもらったりして300個くらいは集めていたと思う。鍵も持っていないのにキーホルダーばかり集めるというのも少しまぬけではあるが、おみやげとしてキーホルダーがブームになった時期が日本にはあったのだ。 ビエンチャンにはタラートサオという、直訳すると朝市というなのに夕方までずるずるやっている市場がある。観光案内に「近代的市場」と紹介されているものの、常設の建物の中にあるというだけで他の市場と大した違いはない。あくまで“近代”、現代ではないなと納得してしまった。 さて、このタラートサオには観光客向けのおみやげを売る店もたくさん入っている。しょせん観光客相手、大したことないなと冷めていると、ミニチュア好き日本人、そしてキーホルダーコレクターの私の購買意欲をくすぐる絶妙なミニチュア民芸品キーホルダーが売られているではないか。さっそく欲しくなる。 ひとつはカオニャオというラオスの主食のもち米を入れるかご、もうひとつは竹で編まれたボールである。ボールの方は、けまりとビーチバレーが融合したようなスポーツで使われる。地面に落とさないように蹴りながら相手のコートに蹴りこむのだからかなり難しそうなスポーツである。 ただのミニチュアにちゃちなキーホルダーをつけただけなので、金具はすぐに取れそう。キーホルダーとしての実用性はかなり疑問である。ただしこのお飾り程度の金具でも、つけただけでミニチュアとしての魅力がぐぐっと増すのだ。ミニチュアを見ると血が騒ぐ日本人の特性を知り尽くした、実に絶妙なデザインである。価格もそこそこ安いので、大量に買って配れば某ナッツ入りチョコレートなんかよりも喜ばれるに違いない。 ミニチュア好きにはたまらない先頭 戻る トンパ文字のハンコ (中国 麗江 02.10.26) 中国のマネをして日本はハンコ社会だ。てことで見栄を張って無意味に立派なハンコを買ってしまったり、「ハンコが悪いから運も悪い」と騙されて高いハンコを買わされたりとトラブルが絶えない。ようやく役所も重い腰をあげて署名かハンコが選べる書類が出てきたが、はやいところ完全なるサイン社会へと移行してほしいものである。 とはいえ私も本場中国でハンコを作ってしまった。トンパ文字のハンコである。トンパ文字とは雲南省の麗江ナシ族自治県に住むナシ族の文字で、一番古い漢字のように絵文字で意味を表している。というより、完全に絵である。素朴で直感的なところがウケて日本人に人気らしい。 実際のところトンパ文字をまともに読める人はほとんど残っていないらしい。商魂たくましい漢民族が、似ている漢字とトンパ文字を対応させて商売しているというのが実状なんじゃないだろうか。 まあ、日本でちょっとはやっているということなので、友達に作っておみやげにしたら話題になるだろうと、高校時代からの友人2人と当ページをサポートしてもらっている大和さん、そして自分の分と気がつけば計7本も作ってしまっていた。印鑑の形になっていない一番安い石なら一本200円強と格安なので、ついつい無駄に作ってしまったのだった。どうせすぐに飽きられてホコリをかぶる運命であろう。 やっぱり私は漢字文化圏の人間なのでハンコを作るとなんかうれしい。実は高校時代、書道の時間にハンコを彫ったことがある。篆刻と呼ばれるこの作業は、立派な書道の表現手段である。偉そうな掛け軸なんかを見ると、横っちょにハンコが押してあることに気づくだろう。てことでハンコを彫る難しさを身をもって体験している私は、こんなトンパ文字ハンコでも満足なのであった。 石は安物 こんな感じになる 先頭 戻る 三国志トランプ (中国 成都 02.10.26) 消費税が導入される前、よくわからんけどトランプに税金がかかっていた。一昔前の小学館の付録によくあった“人気ものトランプ”にはわざわざ児童用トランプと銘打ってあったっけ。人気ものトランプとは、その当時の人気者、例えば王貞治選手や松田聖子、ドリフターズなんかをデザインにした、知っていると歳がバレるトランプである。 世界を旅していると、このチープで単純な娯楽用品・トランプをしばしば目にする。たいがいが賭博に使用されていて、ほとんど使い捨てである。東南アジアなんかで町を歩いていると、道に散らばったトランプを見かけたりする。賭場をお開きにするときにばらまくのであろうか。ベトナムはハロン湾のボロクルーズ船でもなぜか買えたので、ヒマな我々日本人は唯一の娯楽となるそのトランプでひたすら時間を空費したものである。いまひとつ盛り上がらないゲーム内容とはうらはらに、7並べの地方ルールを巡る議論はやけに熱いのであった。 さて、トランプはおみやげとしても手頃なアイテムである。ついつい香港あたりでエロトランプを買ってしまった人も多いんじゃないかと思う。ラスベガスではユースホステルにあったクーポン券をせこく、いや賢く利用しカジノトランプを入手した私。成都の武侯祠では三国志トランプを買ってしまった。パッケージに成都武侯祠博物館の銘が入る公式トランプである。 1600年代の古い挿絵から名場面を抽出し、一枚一枚違った絵を刷り込んだこのトランプ。渋いデザインが三国志マニアにはたまらない。先頭のダイヤのエースは「李かく郭し乱長安」(漢字が出ない)、最後のジョーカーは「祭天地桃園結義」。うまくこじつければ三国志トランプ占いができそうである。 このトランプは、日本語の単語を若干操るおみやげ屋のオヤジと筆談や単語で意志疎通を図っているうち、すっかり気を許してつい買ってしまったものである。他にも、見事な日本語を操る売店の美人売り子さんから武侯祠絵はがきも購入している。超メジャー観光地でさっそくカモられているのだった。 もちろん紙製先頭 戻る |